新陰流兵法 西江会

新陰流兵法西江会

教習勢法

稽古道具

新陰流に興味のある方やちょっと変わったものを習ってみたい方、やりがいを求めている方や日頃のストレスを解消したい方等々、どんな方にもお薦めします。
各人の体力、希望するレベル(真剣に打ち込むか、趣味の範囲内で楽しむか、等)に合わせて教習を進めていきます。

新陰流の勢法は、上泉伊勢守が編み出した刀法理論、人性に自然・自由・活溌なることを極意とする「転」を元に作られております。
転の本旨は「鞠が転がるように、敵の動きに随って転化する」随敵の意であり、「新陰流兵法 影目録」にその理論が書かれてあります。

はじめは初心者向けの勢法・取揚遣いから入ります。取揚遣いの教習完了後、下から遣いに進みます。
新陰流のメインである「本伝」は、目録位伝授後に教習できます。
※詳細は入会後にご説明いたします。

新陰流の勢法は大きく分けて4つあります。

取揚遣い 入会者が新陰流の動きを理解しやすくするため、柳生連也斎が考案した勢法です。一太刀ごとに雷刀(大上段)に取り揚げるのが特徴です。本会では入会後はこの勢法から教習を開始します。
参学円之太刀 相雷刀八勢 九箇之太刀
中段十四勢 下段八勢 -
下から遣い 内伝 本伝をベースに、道着着用を想定した体捌き(素肌剣法)で使う型として柳生如雲斎が考案しました。身を低く取る本伝に対し、身を起こした「突っ立ったる位」が特徴です。
一太刀ごとに取り揚げはせず、はじめから終わりまで一続きの動作として動きます。
参学円之太刀 九箇之太刀 燕飛六箇之太刀
天狗抄太刀数構八 奥義之太刀 -
試合勢法 尾張柳生家の兵法補佐をつとめた尾張藩士・長岡房成(号・桃嶺)により考案された勢法です。長岡房成は上泉伊勢守から代々の先達がしたためた口伝書を研究し、新陰流の極意「転勢」を基本とした試合の型として作りました。
上記の「下から遣い、内伝」とともに教習します。
相雷刀八勢 中段十四勢 下段八勢
後雷刀十三勢 続雷刀十八勢 小転変十三勢
外雷刀三十一勢 - -
本伝 上泉伊勢守が考案し柳生石舟斎が改良した勢法で、新陰流の肝となる勢法でもあります。甲冑着用を想定した体捌き(介者剣法)が特徴となっており、目録位以上の者のみ教習を許可されています。
参学円之太刀 九箇之太刀 燕飛六箇之太刀
天狗抄太刀数構八 奥義之太刀 -
入会直後 本会では先にご紹介した勢法の他に、以下の教習を追加で設けております。
これらはすべて通常の型稽古でも学びますが、韜を持つために重心の位置が一時的に変わり、バランス感覚を戻すのに苦労することが予想されます。
今後の御稽古をしやすくするための導入として設定しました。
導入の御稽古である程度身体が慣れたら初心者向けの勢法・取揚遣いに入ります。
礼法(座礼、立礼) 執刀法 基本の構え
基本の体捌き 太刀の振り方 -

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