新陰流兵法 西江会

新陰流兵法西江会

会の沿革

2006年5月 東京都江東区に拠点を設立(当時は某団体の支部として設立)
2014年2月 東京都品川区に拠点を移動
2018年8月 「新陰流品川道場」として独立
2020年7月 「新陰流兵法 西江会」に団体名を変更

団体名確定の経緯

2018年8月の独立から2年を経て、自分たちのビジョンや方針などを明確にしようと会員で話し合い、その一環として団体名も「新陰流兵法 西江会」に変更しました。
この名前にした理由は下記の通りです。

  • 新陰流の姿勢を表現する「西江水」を語原としています。
  • 「西江水」が持つ安定した姿勢、ゆったりとした気構えをもって会を運営していく、という願いを込めています。
  • 本会は江東区に立てた拠点が出発点です。当時の団体名から「江」の繋がりを持たせ、自分たちの拠点が過去から続いていることを示しました。

※西江水:「碧巌録」「馬祖録」などに収録されている禅語。

【『兵法』の名称を採用した理由】
新陰流は本来「新陰流兵法」と呼ばれ、江戸時代に将軍家の兵法指南を務めた流儀であります。
本会は新陰流を「兵法」の範囲に限定せず、日常生活や各種スポーツ、芸事、人間関係など幅広い分野に応用することを目的のひとつとしておりますが、我々が研鑽するものの「原点」を常に忘れないようにするため、『新陰流兵法 西江会』と名付けました。
採用にあたっては本会の会員全員で候補、意見を出し合い、その内容を吟味して確定しました。

本会の運営方針

  • 会員全員が礼儀を守り、お互いを尊重する気持ちを持つこと
  • 伝位、称号による不必要な上下関係は作らない(フラットな関係)
    ⇒「伝位」「称号」は永久にそのレベルが維持される保証はありません。研鑽を積まなければ技量は落ちていき、「伝位」「称号」が持つレベルと乖離していきます。
  • 実力本位
    ⇒本会では「伝位」「称号」に見合う技量を身につける努力を「実力」と表現します。
  • 新陰流を「他人を威嚇、攻撃する手段」として使わせない
  • 新陰流は自分磨きのツールである
  • 理由、相手を問わず稽古場内外での私闘は厳禁、稽古は定められた場で「その型、技を知っている者同士」で行う

新陰流は流祖~多くの先達によって大切に守り伝えられてきました。後世の我々はその技、資産を使わせてもらっています。型、技が使えるのは自分が天才だからではありません。先達が「誰にでも分かりやすいよう」型を研究し作ってくださった結果です。その先達の功績に敬意を持つようにしています。

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